2015-01-01から1年間の記事一覧
料理=高山なおみ “作り手の領分”を大事にする、ということ。 著書のすべてを読んでいるわけではないけれど、高山なおみさんの本のなかで、多分いちばん好きな本です。 高山さんは料理家、そして文筆家でもあるので、著作には料理本とエッセイの両方があるの…
The Sartorialist 世界のリアル・クローズの、果てなき面白さ。 ときどき「◯◯はファッションだ!」というような発言や文章に出くわすことがあります。その大半は批判的な文脈であり、その「◯◯」について、わりと雄弁にダメ出しをしていることがほとんどです…
ムギと王さま―本の小べや〈1〉 (岩波少年文庫) 本のなかで会える、まばゆい服たち。 今週のお題「好きな服」。ということで… 読書ブログながら、お題に初挑戦してみました。 日々、実際に身につける服、いわゆるリアル・クローズにまつわる本も好きなのです…
リネン屋さんのリネンの本 リネンシーツの幸福を、教えてくれた本。 あらゆるものが湿気を帯びる、日本の梅雨。この時期を、できるだけ快適に過ごすための良き相棒として、私が真っ先に思い浮かべるのが、“リネン”です。 梅雨どきに、リネンの何がありがたい…
暮しの手帖 第4世紀76号 濃密で美しい記事の、向こう側。 今号の『暮しの手帖』。ぱらぱらっと読んで「ただごとじゃない」感じがして驚きました。 『暮しの手帖』は、いつも書店かネットでチェックして、気になる記事があれば購入する雑誌のひとつです。 …
天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々 二度寝と裸とコーヒーと。 「タイトル買い」して、何気なく読み始めた本書。2人目に掲載されていた、画家のフランシス・ベーコンのエピソードに、まず持って行かれました。 不眠症…
暮らしを、整える: 部屋と頭と心のお片づけ (私のカントリー別冊) 「片付けたい」気持ちに、追い風をくれる言葉。 この本、まず、第一章の冒頭の文章が秀逸です。 「家具や器やファブリックや小さな雑貨。 これまで、私たちは足し算で暮らしの豊かさをつくっ…
石井桃子のことば (とんぼの本) 朝起きたとき、いつも希望に満ちていられるように。 心の優しい、思慮深い友人のような本です。 ごく控えめなたたずまい。しかし、偉大な本です。 もし、“最後の晩餐”、ならぬ、“最後の読書”の一冊を選ぶとすれば、2015年4月1…